【カメラ遍歴を振り返る】革新的な機能が満載! OLYMPUSにベタ惚れ

【カメラ遍歴を振り返る】革新的な機能が満載! OLYMPUSにベタ惚れ

こんにちは! 編集者にゃおきです。

今回も私のカメラ遍歴について。さら~っとお読みいただけたら幸いです。

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フルサイズに憧れる日々だったけど…

 Canonの『EOS 70D』から始まった私のカメラ遍歴ですが、4年ほど使用したのち、違うメーカーへと移行することになります。

 思えば、Canonを使っていた頃は毎日、「そろそろフルサイズ機がほしいな~」、「でも、5DマークⅢとか高くて無理」、「6Dならいける? でもどうせなら上位機がほしい…」と無限ループで考え続けていましたね。ここで一歩を踏み出していたなら、今とは違った深い沼につかっていたことでしょう(笑)

 APS-C機の70Dからフルサイズの入門機『EOS 6D』への移行はある意味、王道なのですが、完全にスペックが上がるわけでなく、連写性能などは70Dの方が上だったんですよね。すべての面で上回るには『EOS 5D MarkⅢ』を買うしかなかったわけです。(それでも連写性能は劣っていたかな?)結局、フルサイズへの憧れはあるものの、どうしても替えたい!と思える理由がなかったのです。

 なかなか一歩を踏み出せない日々が続く中、私にとって大きな転機が訪れます。それは、今もよく一緒に撮影ツアーに出かけるカメラマン兼編集者のHさんとの出会いでした。

プロがCanonからOlympusに移行という衝撃

 当時Hさんは、私が購入を検討していた『EOS 5D MarkⅢ』をメイン機として使っていました。しかし、ある日のFacebookを見ると、「オリンパスに乗り換えました!」という投稿が……。正直、衝撃でした

 仕事柄、プロカメラマンの方と接することが多かったのですが、彼らが持つカメラのほとんど全てがCanonか、Nikonのもの。(しかも『1DX』など、四角くて大きくて重いカメラ…)

 それだけに、本気でカメラを覚えるならその2社以外はありえないと盲目的に考えていたのですが、まさかCanonからOlympusに乗り換える人がいるとは……。

 Olympusはサブカメラとして『E-P5』を持っていましたが、小さくてかわいいデザインが気に入って買っただけで、操作性や画質などはまずまずという印象。センサーもフルサイズよりはるかに小さいマイクロフォーサーズでした。画質的に無理があるのだろうと勝手に考えていました。

運命のメイン機『OM-D EM-1 MarkⅡ』と出合う

 それだけにプロがOlympusを使うという発想は当時まったく持っていませんでしたが、そのHさんが購入した『OM-D EM-1 MarkⅡ』を調べるうちにその考えは吹き飛びました

 まさに運命の出合い。ウェブでEM-1MarkⅡを調べる内に、どんどん思いは募っていきます。「AF追従で最大18コマの連写?」、「シングルAFなら60コマ??」、「手振れ補正最大5.5段???」、挙げればキリがないほど、このカメラにはさまざまな革新的な性能が秘められていました。

 もう、「なんだこのカメラは?」と驚きを通り越して、完全な虜になっていました。使ってもいないのに(笑)調べながら興奮しすぎて、夜なかなか寝付けなくなる始末……。子供かって感じですね。

 正直、『EOS 70D』はよくも悪くも普通のカメラでしたから、先進的な性能を秘めた『OM-D EM-1 MarkⅡ』はすさまじく魅力的に見えました。カメラは年々進歩する…という当たり前のことに気づかされましたね。

 そして決意を固めた私は、週末に気けば、中野のフジヤカメラさんのレジに立っていました(笑)もう買うしかない!と。

 長年親しんだ『EF70-300mm F4-5.6L IS USM』と『EF50mm F1.2L USM』という2つのレンズを下取りに出し、『OM-D EM-1 MarkⅡ』(新品)と『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100 F4.0 IS PRO』(中古)を購入。持ち出しが10~11万円かかりましたが、当時で2つ合わせて
30万円以上した機材ですので、かなりお得な買い物でした。(この金銭感覚おかしいですかね?)

キレッキレの描写にもう首ったけ(笑)

 晴れてミラーレス一眼フラッグシップ機デビューを果たしたわけですが、これが本当に感動でした。まず機材が軽い軽い。なんとも手になじむ形と重さで、ずっとカメラを構えていたい衝動に駆られました。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100 F4.0 IS PRO』の描写力にも感動しました。広角から望遠まで、キレッキレの描写で、Canonとはまた違った味があったのです。特にOlympus特有のきれいな青にはすぐ虜になりましたね。風景を撮る上で、最高のカメラとレンズの組み合わせだと言い切れます。

ただの街並みがすさまじく魅力的に見える
この頃はとにかく空を入れ込んだ画角が多かったですね(今も?)
植物を撮るのに最適なOlympus。彼岸花も印象的に撮れました
しかもマクロ的に寄れるという…。最強か?と感動しっぱなしでした

Olympusが沼から救ってくれた?

 CanonからOlympusへと移行して、予想外だったのはこのOlympusセットが一時的に私をカメラ沼から救ってくれたことでした。

 フルサイズ換算で24mmから200mmの画角をカバーするレンズが装着され、手振れ補正も驚異の5.5段を実現。正直、大体のものはこのカメラでそれなりに高いクォリティで撮れてしまうのです。当初心配したマイクロフォーサーズの画質も全く気になりませんでしたし…。(むしろセンサーが新しい分、APS-Cの『EOS 70D』よりだいぶキレイに見えました)

 もちろん、その間もレンズ購入に悩んでいましたが、「7-14mmほしいな~…でも、値段を考えるとそこまで使わないだろうし…」、「40-150mmいいけど、200mm撮れれば十分か」、「単焦点いいんだけど、ちょっと高い…」という具合に、欲しいけどそこまででもないという感じだったのです。それだけ購入したセットでの撮影が楽しく満足感のあるものだったんですね。

 カメラ沼に半身浴でつかりながら、沈むことなく楽しんでいる感じですね。(わかりにくい?)

 しかも、『OM-D EM-1 MarkⅡ』は防塵防滴で、サイズもコンパクトで持ち運びやすいときたら、文句なんてあるはずもないですよね? (暗所での撮影とか、気になる点がないわけでもなかったのですが、それよりも感動の方がはるかに強かったですね)

スローシャッターの世界にはまる
やたらスローシャッターにしたくなる
渓流なんて行こうものならスローシャッター一択

 まさに私にとってカメラの新しい世界を開いてくれたのが、Olympusであり、『OM-D EM-1 MarkⅡ』であったわけです。便利すぎるカメラは時に、カメラマンの甘えを生むと考えられがちですが、なんでもできるカメラをいろいろなところに持ち出したからこそ、さまざまな撮り方を覚えられたと思っています。

「ライブコンポジット」なんていう独自機能も超楽しい!!

 カメラはCanonやNikonだけじゃない。むしろ他のメーカーだからことの面白さがある。Olympusは私にさまざまなことを教えてくれました。

 なんかここまで聞くと、私のカメラ遍歴の話が終わってしまった感がありますが、ここからちょっと違った世界にはまっていきます。それはストロボ撮影なのですが、また次回のお話とさせてください。