【やや愚痴?】まったく撮影をしていない件……

【やや愚痴?】まったく撮影をしていない件……

新型コロナの影響で外出が激減

 こんにちは! 編集者にゃおきです。まだ始めたばかりのブログだというのに、更新の間隔があいてしまいました…。いやはや情けない。正直言って、新型コロナの影響で外出機会が一気に減り、それでいて会社では対応に追われて、なかなかブログを執筆する時間が取れなくなっていました。

 まあ、執筆する時間というよりも、ネタがないことの方が大きかったですが…(笑)正直、月1回はどこかに出かけるだろうし、普段も『X-T30』は常に持ち歩いているだろうと考えて継続的に更新できると思っていただけに、大誤算。しばらく会社と家を行き来するだけだったり、在宅ワークだったりでした。

 とはいえ、出張の際などに少しずつ撮りだめた写真があるので、今回はそれらをご紹介しようかと。案外、今までにない面白い撮影シーンに出合えたんですよ。

静岡県掛川市への日帰り出張

 今回ご紹介するのは、先日静岡県の掛川市に行った際のもの。一緒に動く先輩方は前日入りしていたのですが、私は仕事が残っていたため、朝一の新幹線で掛川に入りました。

 約束の時間より早く到着したので、コンビニでおにぎりを買って、外のベンチで食べていたのですが、思わぬシャッターチャンスが……。

屋根の上に大量の鳥が!

 ふと空を見上げると、JR掛川駅の駅舎の上に、大量の鳥が。この日は雲一つない晴天だったので、鳥たちが一斉に飛び立つ様がかなりいい感じだったのです。これは撮るしかない! 久しく撮影をしていなかったので、撮影熱はたまりまくだったので、さっそくカメラを構えます。

 しかし、おにぎりを食べているときはイイ感じに飛び回ってくれた鳥たちも、カメラを構えた瞬間に微動だにしません…。そして、先輩方との待ち合わせ時間が刻々と迫ってくる。頼む…飛んでくれ!!! という願いむなしく、先輩方が駅に到着したため、屋根に鳥が止まっている写真しか撮れませんでした。

 なんとも不運な1日の始まりでした…。

勝負のときは帰り道にやってきた

 いきなり悔しいスタートを切った私ですが、この日はあくまで出張。日中は屋外での取材活動をして過ごしました。(いい天気だったので、取材自体は上手くいったのがせめてもの救い)

 仕事を終えて、帰路についたのは夕方5時頃。日が伸びたとはいえ、少しずつ薄暗くなってきていました。さすがに今日はもう撮影チャンスはないかな……と考えていると、思わぬチャンスが。

 帰り道はレンタカーを交代で運転していくことになっていたのですが、最初の運転はカメラマンの先輩に。高速に乗って快調に飛ばしているときに、周囲の風景を見ると、夕焼けで赤色に染まっていました。そこに、先輩から思わぬ一言「もうちょっと言ったら富士山見えるよ。写真撮れば」

 なんたる幸運! 車の中からガラス越しとはいえ、赤富士を狙うチャンスが訪れたのです。先輩ありがとう!

雲もいい具合に赤く染まっていいます。

  久しぶりの撮影チャンスに胸が高鳴ります。しかも、普段あまりない、車に乗って高速道路からの富士山の撮影です。これ案外、面白い写真が撮れるんじゃね? という期待と、意外と壁ばっかりで何も撮れなかったりして…という不安が入り混じったなんともいえない気持ちでした。

道路の矢印が富士山はあっち!と示してくれているよう。でも、肝心の富士は…

 新東名高速道路を快調に進んでいましたが、夕焼けの時間というのは残酷なほどに短いのです。忘れていたわけではありませんが、富士山が見えるエリアにたどり着いた頃には、夕日は沈み、暗く佇む富士山がそこにありました。

 赤富士よ……とこの日2回目の不運を嘆きつつも、とりあえずシャッターを切っていきます。すると、ふと気づきました。

 高速道路も入れ込んで撮る富士山って案外珍しくない? と。

色温度の差があって、面白い気がする

 どんどん暗くなり、富士山が闇に沈んでいくのですが、負けじと感度を上げ、絞りを開放しと設定を変えて撮影を続行。撮った写真を見ると、遠くの富士と近くの高速道路の標識や看板がいい具合のコントラストを作っていました。富士は青く冷たい感じになる一方、手前の黄色や赤の看板は熱い感じの発色になっています。

そして、自分は高速移動しているというあまりない状況も面白い

 さらに、車の中から撮るということは、自分は常に高速移動しているということ。最初の内はシャッタースピードを速めにして、全体が止まるように撮っていましたが、次第にスローシャッター気味になっていくと、遠くの富士山は止まるけど、手前の景色は動く感じになりました。いい具合に疾走感が出るのです。

最後の方はやぶれかぶれの連写作戦!

 普段は邪魔でしかない高速の壁も、なんだかいい感じに見える。車からの撮影面白い!

 とはいえ、どんどん暗くなり景色に合わせるための地獄の露出設定に、高速移動ゆえに一瞬で変わりゆく景色。もはや構図なんて考える暇もありません(笑)最後は、ある程度設定を合わせたら、しゃかりきに連写をしていました。なんか当たれ!と(笑)

車のライトかな? 赤く染まった壁と青い富士がいい感じ
フィルムシミュレーションをVelviaに変更すると、富士がより青く印象的に

 正直、どう撮るのが正解か全くわからなかったですが、久しぶりの撮影はなかなか楽しめました。時間にして、約30分ほどでしょうか。それを過ぎると、もはや真っ暗でさすがに高速移動中の撮影は無理でしたので、先輩にお礼を言いつつ、後半の運転を代わりました。

 とはいえ、車からの富士山撮影はいい勉強になりました。感度を6400とかにしたのは何気に初めてかも(笑)少しだけ撮影できない鬱憤が晴らせた気がしましたね。日中よりも、夕方に挑戦できたのがよかったと思います。やさしく運転をしてくれる相方がいる人はぜひ挑戦してみてください。間違っても、自分で運転しているときに撮影しちゃダメですよ。